- 2020年5月10日
- 2020年5月14日
南北朝正閏論がわかる本(3冊)
南北朝正閏論は、南朝の天皇と北朝の天皇のどちらが正統かの議論です。南北朝時代を扱った本ではよく言及されていますが、正閏論だけを詳しく論じた本はなかなかありません。 そういった中で、南北朝正閏論を理解するために役立つ本3冊(番外編まで含めれば4冊)をご紹介します。 1.松本清張『小説東京 […]
南北朝正閏論は、南朝の天皇と北朝の天皇のどちらが正統かの議論です。南北朝時代を扱った本ではよく言及されていますが、正閏論だけを詳しく論じた本はなかなかありません。 そういった中で、南北朝正閏論を理解するために役立つ本3冊(番外編まで含めれば4冊)をご紹介します。 1.松本清張『小説東京 […]
さて、山田風太郎の「魔群の通過」のメインは、天狗党が、常陸(茨城県)から京都を目指す凄絶な道程だ。 天狗党の行程 天狗党は1,000人という集団で上洛した。 何百丁という鉄砲、おびただしい荷物、12門の大砲を、それを運ぶ馬150頭を引き連れつつ、進んだ。 中山道などの街道 […]
幕末、水戸で天狗党の乱という内戦があった。 明治維新の思想的原動力となった尊王攘夷という概念を作り出しながら、明治になって政府の顕官を一人も出さなかった水戸藩。 天狗党の乱という「総力戦」を藩の中でやってしまったので、歴史的にはもぬけの殻になってしまった水戸藩。 「魔群の通過」は、そんな天狗党の乱を […]