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2020年1月

  • 2020年1月26日
  • 2020年3月15日

明治の南北朝正閏論争

要約 読売新聞に端を発した明治の歴史教科書問題は、まず、東京帝大に対する私学勢の対抗心という学会の中の鍔迫り合いから始まる。 次いで、桂内閣に対する犬養毅らの国民党による倒閣運動という政党の争いに飛び火する。 最後は当時の元勲・山県有朋にまでステージが上がり、歴史教科書から南北朝という言葉は消えた。 […]

  • 2020年1月19日
  • 2020年3月8日

南北朝正閏論の系譜

読売新聞に掲載された投書 明治も末、明治44年(1911年)の1月、読売新聞に小学校日本史の国定教科書の記述を批判する投書が掲載された。 どういう内容かというと、国定教科書では南北朝という言葉を使い、南朝と北朝が対等の立場で対立しているかのように書いてある。天下に二日(二つの太陽。ここでは天皇)はな […]